FLOWER







「大丈夫だよ。悠平クンだもん!」




妃は私の肩を軽く叩くと、自分の鞄をあさくり始めた。











妃の言った通り、悠平だから…




大丈夫…だよね――?








「ジャーン!コンビニで見つけた、新発売グミ」




もんもんと考えるリオの手のひらに、妃が黄色のグミを置いた。





それを口に入れると、






「…何の味?これ」





何かわからない、甘い香りが口の中いっぱいにひろがった。






< 152 / 191 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop