FLOWER





「美味しかったね!」



妃の笑顔につられて、リオも少し笑顔で頷いた。






「ねぇ、リオ。1個聞きたいんだけど…いい?」




「…何?」




いつもと違う妃の雰囲気に、リオは息を呑む。








「悠平クンがお見合いする事、リオは知ってた?」






―…お見合い?





お見合いって結婚するためにするやつの事だよね―…?







「やっぱり…知らなかったんだ」






妃は小さくため息をつくと、重たそうに口を開いた。






< 158 / 191 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop