FLOWER
夕食を食べに集合場所に向かうと、悠平の腕に千紗が腕を絡めているのが見えた。
「うわっ何あれー…。悠平クン嫌そうなのに」
妃はいかにも嫌そうに顔をしかめた。
それ以上にリオは無言でその光景を見詰めていた。
けど、悠平はいつも通りに千紗の隣の席に座っていた。
「リオ、後悔しないように早めに言わなきゃ駄目だよ?」
妃が腰に手をあてて言う姿を見ながら、リオが曖昧に頷いた。
まただ…
あの2人の姿見るだけで何でこんな気分になるんだろ―…