FLOWER
「…悠平クン、この後リオの家行くけど一緒にどう?」
妃がニッコリ笑って言った。
悠平は軽く頷いて
「じゃあ行こうかな」
と言いながらイスから立ち上がった。
「あー…でも私いたら邪魔だね。今日は帰るね!またねー!」
1人で話をすっ飛ばして、妃が帰ってしまった。
「…俺、リオの家とか行ったこと無いんだけど」
「あ、そうだね…」
嬉しそうな表情の悠平に対して、リオは作り笑いで笑っていた。
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