恋する笑顔【短編】





俺は無我夢中に学校中を駆け回って松永の姿を探した。



だけどなかなか見つからない。





どこだ?

どこにいんだよ?





ふと窓に目をやると、今は使われていない旧校舎が目に入った。



もしかして…



俺は階段を一気に駆け降りて、一直線に旧校舎へと向かった。







ああ、本当俺



何してんだろ…。



まるでストーカーだ。





全速力で走りながらそんなことを思っていた。




< 15 / 37 >

この作品をシェア

pagetop