セクハラ彼氏は会社の上司
そのときだった。
ピンポーン―――――
あ、秋さんだっ!!
冷蔵庫を閉じ、ドキドキ鳴る胸を落ち着かせ玄関を開けた。
「こんにちは」
「こ……にち……は」
わー!!
なんか緊張するよー!
「どうぞ」
あたしは秋さんをリビングへ通した。
「あ、これ」
秋さんは手に持っていたものを持ち上げて見せた。
「作ってもらうから、食料は買ってきた」
「ほんと!?調度食料切らしててどうしようか困ってたんだ!ありがとう」
よかったよかった!!
秋さんが買ってきてくれた中に、玉ねぎや鶏肉があったから、オムライスかな。
卵や牛乳もあるし。
ふー……助かった……。