セクハラ彼氏は会社の上司
生四つって……
「次の日辛いよ……?」
「平気。明日休みだし、こうなったら玲那ちゃんにも朝まで付き合ってもらうから」
えぇ!!?
朝までっ!?
「それはちょっと……」
断ろうとしたが、ジロリと強烈な睨みをされ
「はい、付き合います」
と身を引いた。
こっわ……
「ど、どんな感じだったの?」
沈黙が続くのが嫌だったので、あたしは昨日の経緯を聞いた。
「全体的には、まぁよかったよ。隆起君一応年上だし、話しも面白かったし」
「じゃぁ、なにが……」
「あたしが隆起君に『隆起君って気になる人いるんだよね?』って聞いたら、急に明るくなって話し始めたのよ。その“気になる人”のこと」
言いながら、紫苑ちゃんはあたしを睨んだ。