セクハラ彼氏は会社の上司

「どうせなら、ここで食べよっか」


そう言って隆起君が指さした場所は、少し大きめの公園。


子供連れの親子がちらほらと見える。


「そうだね。天気いいし、ここにしよっか」



あたしたちは入口付近のベンチに座った。

なんか公園とか久しぶりかも。


あたしはケーキの箱を置き、蓋を開けた。

純白の生クリームがおいしさを醸し出している。



それをフォークで分け、紙皿にのっけた。


< 141 / 178 >

この作品をシェア

pagetop