セクハラ彼氏は会社の上司
翌朝、ドキドキと不安で胸を鳴らしながら会社へと向かった。
紫苑ちゃんに、ちゃんと言おうっ!
許してくれるかな……
ううん、許してくれなくていい。
ただ真実を伝えれば。
会社へ着き、紫苑ちゃんはどこかと捜していると、後ろから呼ばれた。
「玲那ちゃん」
し、紫苑ちゃんっ!!
「な、何かなっ?」
捜していたことと、心の準備がまだでテンパる。
「ちょっと、いいかな」
「え、うん」
丁度あたしも用事があったし。
でも、紫苑ちゃんの用事はなんだろう。