セクハラ彼氏は会社の上司
今までずっと避けてたのに、急になんだろうか。
もしや、友達解消宣言だったり……
いやいや、それでもちゃんと話すんだっ!!
やって来たのは休憩室。
前の事があってちょっと……いやだいぶ気まずいけど紫苑ちゃんが喋るのを待つ。
でもなかなか喋らないからあたしが何か言おうとした時だった。
「あの」
「ごめんなさいっ!!」
え……?
急に目の前の紫苑ちゃんが頭を下げ、謝りだした。
え、え。
誰に謝ってるの?
って、あたししかいないか。
えっ!なんでっ!?
全く状況が読めずにいると、紫苑ちゃんは顔を上げた。