あたしモデル、幸せって何ですか!?
「何だよ、改まって。」

「アンナはヒロさんが亡くなって、私みたいに助け借りずにどーやって一人で立ち直ったの?」

「ママがどこまで話したかわかんないけど、ヒロが突然死んだとき、アンタどころじゃない落ち込み方したよ。ヒロが死んだこと受け入れられなくて、神様にずっと何で私、何も悪い事してないのに突然ヒロをこの世から奪ったんだって恨んで自分自身の首締めるような想いだった。でもヒロは帰ってこない。。ヒロのこと本当に好きだったから、見苦しい姿見せるのが恥ずかしいと思った。こんな姿見せたくないって。そこからかな、変わったのって。ヒロの死から、人は皆、死ぬ存在なんだって見せつけられた気がして、死をもって生を意識するようになった。生きてる時間、もっと大切に生きようって。限りある人生なんだから生きないでどーすんの!?って思う。そうでしょ?」

カンナはアンナと話しててだんだん戻りたい気持ちが高まってきた。


「私、東京帰ろうかな。。」


「気をつけて帰ってこいよ!」

アンナは力強くカンナを勇気づけた。

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