メモリー
第二章
それからリョウはずっと私のそばに居て…


朝、目が覚めるとリョウの姿はさすがになかった‥


次の日もユズナさんや琥珀くん達がすごく心配して来てくれて…


私たくさん元気を貰った



そして‥また次の日…やっと今日は退院できる


生活するには特に支障はないと言う…


普通なら退院はすごく嬉しいこと…



でも今のハルは不安でいっぱいで…


家に帰ることへの緊張感は尋常ではなかった…



馴染めるかな…


私の家ってどんなのだろう…


「ちょっと恐いな…」


そう玄関前で呟く私を琥珀くんは大丈夫と優しく笑いかけてくれた…
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