веst ー恋の詩ー


少し間があいてから,拓斗が口を開いた。



『里沙,自殺しようとしてたんだって。』



「え…」



……自殺??



『ビルの上から飛び降りようとしたところを通報されて警察に保護されたらしい。』



うちは何も言えなかった。



ただただ,外の景色を眺めていた。



そうでもしないと…




『モデルも…やめたみたい。』
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