веst ー恋の詩ー
今さっき,起こった事を思い出しながら,教室に戻った。
『紗夢ッ!!』
愛美!!
『今,教室の前を里沙ちゃんがものすごい勢いで走ってったから,,,』
心配そうに,うちを見る愛美。
『どうかしたの??』
優しい眼差しで,うちの顔を覗きこむ愛美。
「あのね,,,,,」
うちは,さっきあった事を全部愛美に話した。
『紗夢………………』
どうしたらいいか分からない自分がいる事が,ものすごく嫌だった。
本当に嫌だった。