веst ー恋の詩ー


清水の家,うちの家と真逆なのに,わざわざ来てくれたんだ。



嬉しいな。





『なにボーっとしてんだよ!遅れっぞ!』




「ボーっとなんかしてないよー!」



ガラガラ─────────



「おはよう!!」



みんなが静まり返ってる…!?



何,この張り詰めた空気……



思わず清水と顔を見合わせた。



『紗夢!!』



『拓斗!!』



愛美!!谷川くん!!



『健人,これ………どうしたんだよ…!?』



『いいから来て!!』



うちと清水は,2人に連れられて,教室から離れた。
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