веst ー恋の詩ー


『そのメールが,学年のみんなに回って……。』



『ふざけんなよッ!!』




清水は,目の前の壁をおもいっきり蹴った。



『誰が,こんな根拠も無いヒドいメール回したのよ……』



愛美は不安と怒りで,震えていた。





『このメールのアドレスとか見て送った奴,特定出来ねぇのか?』



少し落ち着いた清水が問いかける。



『それが……このアドレス,知らない奴なんだ。』



『え!?』
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