веst ー恋の詩ー

『みんなも言ってんだけど,知らないアドレスからなんだ。』



『じゃあ,誰が送ったかわかんないの?』



愛美が,一言つぶやいた。








『とにかく,教室に戻ろう。今,ここで話てても仕方ねーし。』



谷川君がつぶやくと同時にチャイムが鳴った。





今思えば,これから起こる事の始まりを告げる鐘だった気がする。
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