月と太陽の事件簿7/ブラームスの小径(こみち)
道をまっすぐ行くと、住宅地から一転してひらけた場所に出た。
道はここで終わっているから、暗号にある『謎の屋敷』とはここだと思われる。
しかし目の前にあるのは柵に囲まれた畑だった。
広さは野球のグラウンドぐらいはあるだろうか。
柵には地元農協の名前が記された看板があった。
看板には「関係者以外の立ち入りは禁止します」とも書かれていた。
そして畑には鈴木や佐藤といった個人名が書かれた立て札があった。
どうやら農協が個人に農地の貸し出しをしているようだ。
ここでは最近流行りのレンタル農業が行われているらしい。
でもこの畑と謎の屋敷がどう関わっているのだろう。
「もしかして謎の屋敷がとり壊されて畑になったとかいうオチじゃないでしょうね」
まさかとは思うが一応頭に浮かんだことを言ってみる。
「そうかもな」
しかし達郎はあっさりと肯定した。
「そうかもなって…」
道はここで終わっているから、暗号にある『謎の屋敷』とはここだと思われる。
しかし目の前にあるのは柵に囲まれた畑だった。
広さは野球のグラウンドぐらいはあるだろうか。
柵には地元農協の名前が記された看板があった。
看板には「関係者以外の立ち入りは禁止します」とも書かれていた。
そして畑には鈴木や佐藤といった個人名が書かれた立て札があった。
どうやら農協が個人に農地の貸し出しをしているようだ。
ここでは最近流行りのレンタル農業が行われているらしい。
でもこの畑と謎の屋敷がどう関わっているのだろう。
「もしかして謎の屋敷がとり壊されて畑になったとかいうオチじゃないでしょうね」
まさかとは思うが一応頭に浮かんだことを言ってみる。
「そうかもな」
しかし達郎はあっさりと肯定した。
「そうかもなって…」