15才の夏。
『ぁ、俺。今平気?』

『ぅん。』

『何してたの?』

『寝ちゃってました…』

『(笑)』

『ぇっ?』

『もしかして、俺からの電話待っててくれたの?』

『べ、べつにそんなんぢゃ…………』

『夏海ちゃんって本当かゎぃぃな(笑)』

『…………。』

『待ってる間にケータイ持ちながら寝ちゃったってヤツ?』

『ぅそ?!
何で分かったの?………………………ぁっ……………………………………(恥)』
『(爆笑)本当そぅなんだ(笑)かゎぃぃ。ごめんね。遅くなっちゃって…』

『だから…べつに待ってなぃです……………。』

『素直ぢゃなぃな(笑)』

『………。』

『てかさ、今日着てた制服って…どこ高?』

『…………………。』

『ぁれ?もしもし…?』


『東中。………』


『ぇ?』

『ぁたし…中3です…』

『マジ?』

『ぅん。』

『てっきり高校生かと思ったょ!大人っぽいし……』
『………。』

『ぢゃぁ、夏海ちゃんからしたら俺っておじさん?(笑)俺19だし………。』
『ぃゃ………ぉじさんまでゎいかないケド………4コしか離れてなぃし………』
『ぢゃぁ、問題なぃょね?』


『ぇっ?』


『俺ゎぃぃょ(笑)夏海ちゃんが中3でも!
だって夏海ちゃんかゎぃぃし(笑)
夏海ちゃんゎ嫌?』




『べつに………』





『ぢゃぁ、明後日学校休みでしょ?』


『ぅん。』


『ぢゃぁ、明後日どっか行かない?』


『どっかって………?』



『デートだょ!
デート!!!』


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