LAST ANGEL~君がくれたモノ~
プロローグ
【2100年、新たな世紀、22世紀が
始まるはず『だった』頃】
あの頃、世界は危機的な貧困を乗り越え、
無事平穏な生活が戻り始めた。
当時の新生国、
『アルフェミア』の建国に
世界中が祝福していた、あの時…
【2105年―――in日本】
-世界はアルフェミアの
支配下に置かれた-
その支配は当然、日本にも及んだ。
その当時の事は『アルフェミア歴史伝』
にもしるされている通り、
日本国天皇がアルフェミアに敗北を
認め忠誠を誓い、その当時特例である
無戦支配が起こった。
天皇は日本国国民を守るべく、
自らの死をもってアルフェミアへの
忠誠を誓ったのだ。
もうアルフェミアに逆らう者はなく、
ただアルフェミアの膨大な領地
だけが膨らんでゆくばかりだった。
そんな中、少女は願う。
この世界を変えたい…と―
そして、全ての舞台は開幕したのだ…-