ミツカレ☆~最高の秘密彼氏~
「…」
「おーい!!莉緒ー!
起きてんのかー?」
終始考えにふけっていた私は電話越しで黙ってしまっていた。
「わゎっ、ごめん!蓮。
ちょっと考えちゃって…。
恋に恋してるって…。
確かにそうだなぁ…って。
そういう人、一条には多いんだろうなぁって…」
「お前、俺がさっき言ったこと真面目に考えてんの?」
?
「そうだけど?
何か変??」
「いや、別にいいけどさ。
いちいち、深く考えすぎるの莉緒の悪い癖だからさ。
…治したら?」
は…!?
それ…酷くない?
「何その、人が病気かかってるみたいな言い方!!!」
「はいはい、分かったから。
ゴメンゴメン。
まぁ、そういうトコに惚れたわけだからさ、俺は」