ミツカレ☆~最高の秘密彼氏~
そんな時、私を目がけて走ってくる人…
誰だ…?!
「莉緒~!!!!
おはよぉ!!
ってか眠い~!!」
ぶんぶん手を振ってやってきた遙。
ってか…スーツケース…でかぁっ!!!
「遙かぁ。
もう全速力で来るから誰かと思ったよ。
にしても…荷物多くない?」
「多くない。
フツウだよ!」
「そうっすかぁ…」
やっぱり大きすぎるとしか思えないのですが。
ははーと流していると、もう開門の8時半。
「あっ、もう開門だよっ!
行こっ!遙っ!」
「おぉーっ!
行くべ、行くべっ」
私たちは校門へと進んでいった。
これから出逢う思いもよらない人物など知る由もなく…。