ミツカレ☆~最高の秘密彼氏~
「郁ちゃん…それは違うよ。
…確かに…まぁ疲れたけど…。
アレは私のせい。
全部、私…と蓮の責任。
郁ちゃんには感謝してるくらいなんだからね?」
へ?とクエスチョンマークが頭に浮かんでいる郁ちゃん。
そういうところ…まだ1年だって辛うじて思えるポイントだ。
「だって、郁ちゃんにあぁやって言ってもらえなかったら…
私たちはコソコソ、執行部の皆にも言わずにいたんだよ。
裏切り続けてたんだよ?
それに…
昨日ね、改めて蓮のこと…好きだ、って実感した。
別れることなんて考えられないな、って思った。
…やっぱダメだなぁー…。
私一条生失格だよね?」
あはは~と問いかけてみる。
「そ…そんなこと無いです!!!
交際を肯定するのかって言われたらそれはまた別…だけど。
お兄ちゃんは…幸せだと思います。
卒業まであと少しだし…
私、応援します!!!
莉緒さんとお兄ちゃんのこと。
負けないで下さいねっ」
あぁ…なんていい子なんだ…。
蓮の妹だけある!
…ってそれは違うか…汗)