愛詩 ―アイウタ―
5時限目
「ぁ! やばい次の授業体育だー!!!」
と麗那がいきなり慌て出す。
なんて空気がよめない人なんだろぅ…。
でも確かにここは慌てなきゃいけないところかもしれない。
私たちまだ着替えてないし…。
あっっ
「でも私たち学校案内してたから遅れても平気じゃない?」
と私が言い出すと
「無理無理無理無理!!!
竹之内先生にそんな言い訳通じないよっΣ
つぅか私『学校案内しといて』すら言われてないしー!!」
「あー。 そっかぁΣ」
と即答で私の意見を拒否られたその瞬間…
「おーーーいっっっ!!!
お前ら一体何してる!? 遅刻だぞ!!!」