愛詩 ―アイウタ―
「ねーねー」
2人教室で体育着に着替えているとき
麗那が私にある質問をしてきた。
「蘭世、神田好きでしょ?」
「え!? えぇぇぇぇぇぇぇっ!!??」
思いがけない質問に私はただ顔をりんごのように
真っ赤にし、
『そうだよ』
とも
『違うよ』
とも答えられず
ただ
『え』
を連呼している。
「あ~☆ やっぱ否定してないもんっ
絶対図星だね~!!」
麗那はそういい私のほうを見ながらにやにやと笑う。
「ぇ!? いや!! ホントーっに好きとかそういうんじゃないの!!!!
ただ少し気になるだけで!!!」
私は両手を横にブンブン振りながら必死に否定をする。
けれど、私は今1つ余計な一言をいれていた・・・。