愛詩 ―アイウタ―


「え・・・?」


私は驚いて顔をバッとあげる。


そしてその友達は話を続ける。



「・・私の友達が前に神田が通ってた中学校と一緒だったらしいんだけどさぁ、
かなり女たらしだったらしいよ・・・。

3又までは当たり前! って感じらしくてさ・・。

今はあんなくそまじめな感じのことやってるけどだまされちゃだめだよ・・!」



そういい終えると結城さんとその友達は私の前から去っていった。


「・・・・」


私は出せる言葉がなかった。






そして一人の蘭世がいうんだ。


「ほーら。
やっぱ神田なんてだめだって!
ただの最低なやつじゃんっ!!!」


って。



でも何だろう・・。


今、私は無償に自分に腹が立っている・・・。
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