愛詩 ―アイウタ―
―トントン
後ろから肩を叩かれているのに
気付き、振り返る。
「これ、麗那から」
と、ノートの切れ端を渡された。
書いてある内容は見なくても
なんとなく予想がつく。
【神田の隣ドーンマーイ!!!】
うざ。
ただでさえへこんでるのにー・・・
でも端っこに
【学校案内は一緒についてって
あげるょ】
って書かれてあって安心した。
こういうときに麗那が
「親友だなぁー・・・」って実感
したりする。
ちゃんと自分のこと分かって
くれてるみたいな・・♪