さうす・りばてぃー
 そんなことより、今は星空と達也のことだ。

「でさあ、用件は」

 俺が切り出すと、星空はいきなり自分の耳をふさいだ。

「言うな言うな。クリスマスパーティーの件だって言うんでしょ?」

「わかってるじゃないか」

 俺はコーヒーをすすりながら言った。

 星空はずっと耳をふさいだままだ。


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