君に許しのキスを
凛のご両親が選んだその学校は、都心から少し外れた場所にある、厳粛な雰囲気の女子校。
教員のほとんどが、女性。
偏差値でいえば、中の上から上の下、ってくらい。
元々あたしは成績は悪くない方だったし、凜も勉強は出来る。
あたしたちは比較的すんなりそこに受かり、引っ越しを済ませ、入学を迎えた。
凜の家は、通学路で男にあったりしないように、学校のすぐ近く。
あたしの家も、そこから歩いて3分くらいのところにあるアパートになった。
引っ越してからは、保健室で見た脱け殻のような凜から、中学入学当時の明るい凜に戻っていた。
それと同時に凜のお母さんから、
凜は中学の時の記憶すべてなくしているみたいだ、と聞かされた。
だから、なるべく中学のことは言わないで。
そう言われた。
そんな中、入学式の日、事件は起きてしまった。
教員のほとんどが、女性。
偏差値でいえば、中の上から上の下、ってくらい。
元々あたしは成績は悪くない方だったし、凜も勉強は出来る。
あたしたちは比較的すんなりそこに受かり、引っ越しを済ませ、入学を迎えた。
凜の家は、通学路で男にあったりしないように、学校のすぐ近く。
あたしの家も、そこから歩いて3分くらいのところにあるアパートになった。
引っ越してからは、保健室で見た脱け殻のような凜から、中学入学当時の明るい凜に戻っていた。
それと同時に凜のお母さんから、
凜は中学の時の記憶すべてなくしているみたいだ、と聞かされた。
だから、なるべく中学のことは言わないで。
そう言われた。
そんな中、入学式の日、事件は起きてしまった。