君に許しのキスを
「大切な人だからってその罪を許せると思ってる傲慢さ、
そして、そんな人を許せないっていうのが、
凜の罪だと、思うよ。」
「…あたしの…
罪…?」
「あくまで、私の考えだよ?」
清音ちゃんは、取り繕うように目尻を下げ、口角を上げながら言った。
「結局、誰がどんな罪を犯したかなんて、関係ないんじゃないかな。
凜も、その人も、誰だって、罪人なんだから。
ただその人のことを信じていれば、良いんじゃない?」
『信じる』…。
あの人も、そう言っていた。
「『信じるものは救われる』、って言うしね。」
清音ちゃんはそう言って、あたしに笑いかけた。
そして、そんな人を許せないっていうのが、
凜の罪だと、思うよ。」
「…あたしの…
罪…?」
「あくまで、私の考えだよ?」
清音ちゃんは、取り繕うように目尻を下げ、口角を上げながら言った。
「結局、誰がどんな罪を犯したかなんて、関係ないんじゃないかな。
凜も、その人も、誰だって、罪人なんだから。
ただその人のことを信じていれば、良いんじゃない?」
『信じる』…。
あの人も、そう言っていた。
「『信じるものは救われる』、って言うしね。」
清音ちゃんはそう言って、あたしに笑いかけた。