君に許しのキスを
第19章―想い―
―side洋平
女子高生たちがわらわらと、俺の進行方向とは真逆に向かって歩いていく。
彼女たちはちらちらと俺の顔を見やる。
その中に、俺の知った顔はない。
まあ、それはそうだろう。
23にもなる大の男に、女子高生の知り合いなんて、いる方がおかしいくらいだ。
だけど俺には約2名、知り合いがいる。
そのうちの一人に会いに行く。
この間、会ったばかりなのに、また会いに行くなんて、どれだけ彼女のことを気にしているんだと、我ながら馬鹿らしくて笑えてくる。
それでも俺は、この間彼女と会った場所へ向かう。
あの場所は、学校から駅とは逆方面だから、もしかしたら、もうあそこにいないかもしれない、という可能性に足を早めながら。
彼女たちはちらちらと俺の顔を見やる。
その中に、俺の知った顔はない。
まあ、それはそうだろう。
23にもなる大の男に、女子高生の知り合いなんて、いる方がおかしいくらいだ。
だけど俺には約2名、知り合いがいる。
そのうちの一人に会いに行く。
この間、会ったばかりなのに、また会いに行くなんて、どれだけ彼女のことを気にしているんだと、我ながら馬鹿らしくて笑えてくる。
それでも俺は、この間彼女と会った場所へ向かう。
あの場所は、学校から駅とは逆方面だから、もしかしたら、もうあそこにいないかもしれない、という可能性に足を早めながら。