君に許しのキスを
「俺、タコ見てくる。」
水族館内にあるレストランで昼食を食べていると、倉嶋さんが突然そう言った。
4人掛けの席で、凜と向き合っている倉嶋さんは、凜の方向をぼんやり眺めている。
「え?」
そこにいる全員が驚いた。
今の今まで、お昼を食べたらイルカショーに行こう、と話していたから。
まあそれを決めたのは、あたしと凜なんだけど。
とは言え、周にしても倉嶋さんにしても、
一緒に来るものだと思っていた。
反対もせず、頷いていたから。
「じゃあ俺と洋平は、タコとか、その辺の水槽見てくるか。
イルカショーは、村西と沓宮で行ってこいよ。」
水族館内にあるレストランで昼食を食べていると、倉嶋さんが突然そう言った。
4人掛けの席で、凜と向き合っている倉嶋さんは、凜の方向をぼんやり眺めている。
「え?」
そこにいる全員が驚いた。
今の今まで、お昼を食べたらイルカショーに行こう、と話していたから。
まあそれを決めたのは、あたしと凜なんだけど。
とは言え、周にしても倉嶋さんにしても、
一緒に来るものだと思っていた。
反対もせず、頷いていたから。
「じゃあ俺と洋平は、タコとか、その辺の水槽見てくるか。
イルカショーは、村西と沓宮で行ってこいよ。」