君に許しのキスを
第22章―告白―
―side妃奈
「どういうことだよ。」
倉嶋さんはあたしをまっすぐに見て聞く。
すごく辛そうな、どこか痛そうな顔をしている。
水族館で突然倒れたという凜は、
あたしのベッドで静かに眠っている。
イルカショーの後、倉嶋さんからの着信に気付いた周は、
倉嶋さんに電話をした。
そこで初めて、
あたしは凜が倒れた、ということを聞いた。
それからあたしたちは合流し、
倉嶋さんが凜を背負って、
なんとかあたしの部屋までたどり着き、
凜をベッドに寝かせたのだ。
「本当は、沓宮さんの方から話してくれるまで、
待とうと思っていた。
だけど、これでもう二度目だ。
知らないままで良いとは、思えないんだ。
お願いだ。話してくれ。
沓宮さんに、君たちに、
何があったのか。」
倉嶋さんはあたしをまっすぐに見て聞く。
すごく辛そうな、どこか痛そうな顔をしている。
水族館で突然倒れたという凜は、
あたしのベッドで静かに眠っている。
イルカショーの後、倉嶋さんからの着信に気付いた周は、
倉嶋さんに電話をした。
そこで初めて、
あたしは凜が倒れた、ということを聞いた。
それからあたしたちは合流し、
倉嶋さんが凜を背負って、
なんとかあたしの部屋までたどり着き、
凜をベッドに寝かせたのだ。
「本当は、沓宮さんの方から話してくれるまで、
待とうと思っていた。
だけど、これでもう二度目だ。
知らないままで良いとは、思えないんだ。
お願いだ。話してくれ。
沓宮さんに、君たちに、
何があったのか。」