君に許しのキスを
―side周
俺が洋平の兄、倉嶋晃祐(くらしま こうすけ)と出会ったのは、高校に入学してすぐの頃だった。
その存在自体を知ったのは、入学式で新入生代表の挨拶だったのだが。
その後、奴とはクラスは別だったが、俺の中学からの友達と同じクラスになっていた。
その友達と仲良くなったらしく、たまに一緒につるむことがあり、お互いを認識するようになった。
聞けば奴の家は開業医で、奴自身も当然のように医者を目指しているらしい。
そのためか、成績は常に学年トップだった。
それゆえに入試もトップで、新入生代表を任されたことはすぐ理解できた。
家が金持ちで、成績も優秀。
その上、外見も男の俺から見ても、決して悪くない。
どちらかと言えば二枚目の部類に入る方だと思う。
しかしそんなハイスペックでありながら、本人は至って自然体だった。
その存在自体を知ったのは、入学式で新入生代表の挨拶だったのだが。
その後、奴とはクラスは別だったが、俺の中学からの友達と同じクラスになっていた。
その友達と仲良くなったらしく、たまに一緒につるむことがあり、お互いを認識するようになった。
聞けば奴の家は開業医で、奴自身も当然のように医者を目指しているらしい。
そのためか、成績は常に学年トップだった。
それゆえに入試もトップで、新入生代表を任されたことはすぐ理解できた。
家が金持ちで、成績も優秀。
その上、外見も男の俺から見ても、決して悪くない。
どちらかと言えば二枚目の部類に入る方だと思う。
しかしそんなハイスペックでありながら、本人は至って自然体だった。