君に許しのキスを
あたしはどう返していいかわからず、何も言わずに、頭を下げた。
凜のお母さんは、
「凜には、内緒にしててって、言われたんだけど。」
と言って、新しい住所を書いたメモを手渡してくれた。
あたしはそれから、凜のお母さんが帰ってからも、混乱していた。
それでも凜本人と話せば、もっと何か理解できるように思った。
だから次の日も学校に凜が来ていなかったことで、絶望的な気分になった。
凜の家に行ってみても、もう既に引っ越したのか、引っ越しの準備なのか、留守だった。
仕方なく、自分の家へ帰った。
何気なくポストを見ると、一通の封筒が入っていた。
凜のお母さんは、
「凜には、内緒にしててって、言われたんだけど。」
と言って、新しい住所を書いたメモを手渡してくれた。
あたしはそれから、凜のお母さんが帰ってからも、混乱していた。
それでも凜本人と話せば、もっと何か理解できるように思った。
だから次の日も学校に凜が来ていなかったことで、絶望的な気分になった。
凜の家に行ってみても、もう既に引っ越したのか、引っ越しの準備なのか、留守だった。
仕方なく、自分の家へ帰った。
何気なくポストを見ると、一通の封筒が入っていた。