†ココロノヤマイ†
バイト先の子で一つ年下。
年下は…て感じだけど。


聡が居ない淋しさを埋める為には選り好みしてらんない。





康太と付き合いだした。



康太は束縛が強くて、私が働く事すら嫌がった。
他の人と話す事すら。




何も出来ない。



バイト先一緒だから、黙々とバイトをこなした。




きっと皆陰で
「篠原さん、日本語忘れちゃったんだよ」


とか言ってたと思う。





だって康太の機嫌損ねるとねちねちと説教されて面倒なんだよ。




いつも説教されながら泣いてた。





「何でこんな事で」って。



だって


「俺と話すより○○さんと話す方が楽しいんでしょ?」


ってずっと言われたら情けなくて。




すぐ泣いてた。




下らなくて。





私が欲したのは愛。





これも愛だろうけど

私が欲したのは違う。





聡の愛だ。





もう遅い。





半ば意地になり康太と付き合い続けて1年たとうか、と言う頃。











事件は起きた。
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