ヤクザと執事と私 1
どうしよう・・・・・
横を見ると、相変わらず、サブが私に期待している表情で見つめてきている。
あーもー、サブのそのソフトモヒカンむしってやりたい。
そんなことを考えながらも、私は、必死に考える。
ふと、男の足元をみると、ドラマなどでよく見る物が落ちていた・・・・拳銃だよ・・・・
私は、好奇心から、恐る恐る拳銃に触る。
思ってた以上に拳銃はずっしりとした重さがあった。
「あっ!いいな~ 」
私が、拳銃を持ったのを見て、サブが自分も持ちたいといった感じで私を見つめてくる。
「いいよなぁ~・・・拳銃・・・・俺、まだ、持ったことないんだよね・・・・」
はっきりと持ちたいを言わないサブを少しいじめたくなったけど、今はそんなことしてる場合じゃないので、とりあえずサブにも持たせてあげた。
「やっぱりいいよな・・・拳銃って・・・」
サブは拳銃を撃つ格好をしながら、手の中で拳銃を遊ばせている。