ヤクザと執事と私 1
「で、どうする?これ?」
真木ヒナタがすでに人ではなく、物扱いで私に聞いてきた。
「えっ、俺が決めるんですか?真木さん決めてくださいよ。」
私は、もう関わるのは勘弁だったので、真木ヒナタに頼んでみる。
「え~、嫌だよ、俺も、こいつらに関わるの。」
本気で真木ヒナタが嫌がっていた。
「あの・・・それじゃ、俺が・・・」
サブが横から口を出すが、
「テメーには聞いてないんだよ。黙ってスクワットでもしてろ!」
と再び一喝され、サブは言われたとおりスクワットをはじめた。
「どうでもいいから、小夜が決めな。」
そういうと真木ヒナタは、後ろを向いてしまった。