ヤクザと執事と私 1

執事と真木ヒナタは、躊躇せずに、そのビルの地下への階段をおりていった。


私も執事と真木ヒナタの後をついて階段をおりる。


『Bar YaMaTo』


地下におりていって、執事と真木ヒナタが入っていった店の入り口にはそう書いてあった。


私も周りをキョロキョロしながら、店に入る。


今までBarに入った事がない私にとっては、すべてが異次元のような空間。


薄暗く、青色の蛍光色が所々で目に付く。


「うわ!暗いね?」


思わず、隣を歩いていたポチに声をかける。


「はい、小夜兄さん。ですが、Barは大体、こんな明るさですよ。」


「何でなの?」


続けてポチに聞いた。
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