ヤクザと執事と私 1
ポチさん・・・・
私は、そのポチの気持ちが嬉しかった。
「・・・そうか。まぁ~・・・しょうがねぇ~な。夕飯食ってねぇ~し・・・」
真木ヒナタも何か少し私に気を使いながら、ポチに話しかける。
「仕方ありませんね。ここで待っていてもラチがあきませんし、どこかで軽く何か食べましょうか?」
執事にいたっては、明らかに私に向って話しかける。
「そうしようぜ。」
真木ヒナタも執事に同意して、
「ポチ、お前この辺り詳しいんだろ?どっかうまい店連れて行けよ。」
とポチに話しかける。
「わかりました。アッシの命にかけて、うまい店をお教えいたします。」
ポチは、ようやく出番だといわんばかりに意気込む。
「それじゃ、まずかったら、殺すからな。マジで。」
笑いながら、真木ヒナタがポチに念を押す。