ヤクザと執事と私 1
第3節:Club
「おせーぞ!」
私とポチが地下からの階段を上がると、真木ヒナタが声をかけてきた。
「すいません。」
私とポチは同時に謝る。
「で、どこに行くんだ?」
私と執事と真木ヒナタがポチを見つめる。
ポチは私たちを見回し、決心したように言った。
「はい、私の命を懸ける店が決まりました。 」
「よし、言ってみろ!」
真木ヒナタが、ポチを見る。
「では・・・私の後をついてきてください。」
ポチは、執事と真木ヒナタと私の3人の前を覚悟を決めた様子で歩き始めた。