ヤクザと執事と私 1
「・・・何か変な事言いましたか?」
執事は本当にわかってない様子。
「・・・龍一って、たまにそういうところあるよな・・・」
真木ヒナタがあきれていった。
私とポチはどういう反応を示したら良いのかわからずに、ただ呆然としていた。
しばらくして、料理が運ばれてきた。
次々に運ばれてくる料理。
あっという間にテーブルいっぱいになる。
「誰がこんなに頼んだんだ?」
真木ヒナタが疑問を口にする。
「とりあえず、笹山組の幹部ということは伝えたんですけど・・・」
ポチもこんなに運ばれてくるとはといった表情。