ヤクザと執事と私 1


「ちょっと、あんた達!何てことしてくれてんのよ!」


入り口のドアが急に開き、1人の女性がもの凄いタンカとともに入ってきた。


「あっ、美華さん!」


ポチが急に立ち上がり、入ってきた女性に声をかけた。


「ん?あら、山本さんじゃない?」


ポチに美華と呼ばれた女性が、ポチの方を見る。


「ポチさんって山本って名前だったんだ・・・」

「ほら、俺がつけたポチって名前の方がピッタリくるだろうが。」

「確かにそうですね。」

「・・・・ところで、こいつ誰?俺、組長だけど、こいつ見たことないんだけど・・・」


私と真木ヒナタ、執事、組長が口々に好き勝手なことを言う。


「ところで、この女、誰だよ?」


真木ヒナタがポチに聞いた。
< 152 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop