ヤクザと執事と私 1
服を脱いでお風呂場に入り、シャワーを浴びる。
久しぶりのまともなシャワーは、何ものにも替え難いほど気持ちよかった。
シャワーを頭から浴びながら、今日の出来事を思い出す。
(こんなに訳のわからない1日初めて・・・でも、なんか充実感があるなぁ~・・・)
お風呂場にあった物を借りて、髪と体を洗い、しばらくシャワーから出る、お湯の感触を体で感じた後でお風呂場を出た。
体を拭き、服を着る。
お風呂に入ると、今までの疲れが、一気に襲ってきた。
ちょっと休憩させてもらうつもりで部屋に入り、床に座る。
そして、そのまま私は眠りに落ちた。
まるで気絶するように、寝るとは意識せずに眠っていた。
こうして私の執事見習いの波乱の1日目が終了した。
ただ、この波乱は単なるこれからの予兆に過ぎなかったことを私は、翌日からの日々で知ることになる・・・。