ヤクザと執事と私 1
2日後、ハルさんが金持ちの家に案内してくれた。
私は、やる気半分の不安半分で、ハルさんの後ろをついていく。
(お金持ちかぁ~・・・)
私は、頭の中でいろいろ想像してみる。
(・・・もし、お金持ちの家に20歳くらいの男性がいて、私のことを好きななったらどうしよう・・・・)
幸せな夢を見る私・・・
「小夜、顔が変になってるよ?大丈夫かい?」
ハルさんが心配そうな顔で私の顔を覗いていた。
「だ、大丈夫よ!」
私は、まるで心を覗かれたような気がして、顔が紅く火照るのを感じた。