ヤクザと執事と私 1



レナが、起きた時、枕元には、手紙とバックがひとつ置いてあった。


レナは、痛む体を起こすと、手紙を開けた。


真木ヒナタからの手紙だった。


内容は、真木ヒナタが、もうこの街にはいられないという事と、子供達は助けられなかったという事の謝罪、レナは危険だから真木ヒナタと一緒には連れて行けないという事が書いてあった。


レナは、その手紙を読み終え、しばらくの間、涙を流した。


そして、涙が止まったところで、手紙と一緒に置いてあったバックを開けた。


中には・・・今まで見たことのない大量のお札が入っていた。


「ヒナタお兄ちゃん・・・」


レナは再び泣き始めた。




< 279 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop