ヤクザと執事と私 1

第6節:猫と犬





食事の後は、この広い屋敷の掃除が待っていた・・・



ただ、掃除は私と執事だけではなく、他にも多数の人が一緒にやるので、朝食の準備よりは、体力的に楽。




「小夜さん、ちょっとこっちへ。」


掃除の途中で執事に呼ばれて、執事の後をついていく。





「今から行く部屋は、基本的に私しか入れませんが、私がいない時があるかもしれませんので、特別に小夜さんにも手伝ってもらって掃除のやり方を覚えていただきます。



執事は、警備2人が扉の側についている部屋の前で止まった。



執事は軽く扉をノックすると、「失礼致します。」と入っていく。


私も、執事の後に続き入っていく。





その部屋の中には、笹山大和組長が立っていた。


そこは、組長の部屋だった。


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