ヤクザと執事と私 1
サブの私を見る目は、これまで見たことないぐらい冷たい蔑んだ目で私を見ている。
「小夜・・・人の趣味をどうこう言うつもりはないけど・・・昼間っからこんなところではだめだよ・・・」
私は、必死にサブに説明をつづける。
「いや、そうじゃなくて・・・」
「うん、違うよ。アイス買ってくれるんだって。」
少年は、またもや、これ以上ないくらい絶妙なタイミングで口を挟んだ。
「小夜・・・最低だぞ・・・・」
サブはもはや私の目を見ようとはしなかった。
「もう!だから違うよ~!」
周辺には私の必死で泣きそうな声が響きわたった。