ヤクザと執事と私 1
第3節:急襲
サブと10分ほど歩いていくと、商店街に着いた。
そこでいろんな店にいって、メモに書いてある物をそろえていく。
ただ、サブがほとんど買った物を持ってくれているので、私は少量持つだけですんでいた。
「サブさん、私、もう少し持ちましょうか?」
何度かサブに言ったが、その度に「あっ?別にいいよ。」とそっけなく断られた。
ただ、言い方はそっけないが、サブの優しさは十分私に伝わってきた。
メモに書いてある品物をすべて揃えるには、1時間程度かかった。