潔癖彼女ノ憂鬱
それにしてもだ。

男子校では無い筈なのに不思議な程、女の子が全然見当たらないのは何でだろう。

まだ一度も女の子とすれ違っていないし、見かけない。

嫌な予感。

嫌な予感しかしないよ~(涙)

しかも何故か視線を感じるしぃ~

セレブオーラを放つ人達の間を縫って歩みを進める私に皆が振り返ってくる。


『…あの子…』
『…じゃない?』


何やら囁きまで聴こえてきて…

居心地の悪さからなのか、正門から校舎へ続く道が長く感じた。

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